「人間洗濯機」の次世代機が登場 万博大阪パビリオンの展示コンテンツお披露目
2025年大阪・関西万博で大阪府市が運営する「大阪ヘルスケアパビリオン」の展示コンテンツの発表会が20日、大阪市内で行われた。「人間洗濯機」の次世代機などが披露され、開幕まで4カ月を切った万博で展示される新しいテクノロジーを一足早く体感できる催しになった。 【写真】初代の人間洗濯機。昭和45年の大阪万博に出展された「ウルトラソニックバス」 会場には、パビリオン内に出展する15団体のブースが並んだ。シャワーヘッドの製造・販売を手掛けるサイエンス(大阪市淀川区)は、昭和45年大阪万博の「サンヨー館」で展示された「人間洗濯機」を現代風に改良した次世代機を公開。サンヨー館の衣装をモチーフに製作したアテンダントのユニホームも初披露した。 六甲バター(神戸市中央区)は、パビリオン内のフードコートで提供する料理の試食を実施。原材料を植物性に置き換えたチーズなどを使用した。パビリオンに設置される人工知能(AI)を活用した「コンシェルジュロボット」も登場。5カ国語対応で会場を案内し、血圧や心拍数のチェックも可能という。 ステージには俳優の伊原六花さん、子役の永尾柚乃さんらが登壇。大阪府の吉村洋文知事らとともに目玉展示の一つ「ミライのじぶん」を体験し、健康データを元に生成された25年後の自分の姿と対面した。「将来の自分と出会い、不思議な感じ」と吉村知事。永尾さんは「25年後も後悔しないよう一日一日を大事にしたい」と大人びた発言で場内を驚かせた。