給食で出された新米に箸が進む児童（南丹市園部町・園部第二小）

　京都府丹波地域で収穫されたばかりの新米が、早くも学校給食に提供され始めた。南丹市の園部小、園部第二小、園部中の給食では、新米と知らされた子どもたちが「おいしい」と秋の恵みをほおばった。 　園部町農業公社の特別栽培米コシヒカリ「れんげ米」を給食に用いる。化学肥料や農薬の使用を減らして、堆肥を中心に育てられたという。 　園部第二小では12日から提供された。残さず食べた2年中山夏海さん（8）は「いつもより柔らかくて、甘い感じがした」。 　夏以降、スーパーなどの店頭ではコメの品薄状態が続いたが、南丹市教育委員会は「学校給食は地域ごとに確保しているので、児童への提供がなくなることはない」とする。 　在庫の関係で、同市八木地区の小中学校の給食では19日、日吉、美山地区は10月ごろに新米が出されるという。