【伝統野菜に親しみを】「琴畑かぶ」学校給食で提供 岩手・遠野市
TVIテレビ岩手
地元の伝統野菜「琴畑かぶ」を使った給食が遠野市の小中学校で提供され、子どもたちが初めて食べる地域の食材への理解を深めました。 「琴畑かぶ」は1970年代ごろまで飢饉の非常食として遠野市の土淵町琴畑地区で栽培され、一時途絶えましたが、現在は市内3軒の農家が生産しています。 21日、市場に出回らない地元の野菜を知ってもらおうと、遠野伝統野菜研究会が琴畑カブを提供、市内の小中学校の給食で出されました。 子どもたちは、遠野緑峰高校の生徒が考えた「琴畑かぶ」のサラダを食べ、初めての伝統野菜を興味深そうに味わっていました。 小学生 「(琴畑かぶって聞いたことある?)ないです。すごいこりこりでおいしかったです」 遠野伝統野菜研究会 高橋義明会長 「加工品とかねいろんなものが出せたらもっと売れるとは思うんですけど、やはり小学生たちに支えてもらいながら知っていただき、広めていきたいと思います」 遠野伝統野菜研究会では今後も周知活動を行い、生産拡大を目指すということです。