ボートレース尼崎周辺を『植木さんぽ』してみた リニューアルされた施設を見て驚き SGグランドチャンピオン開催中
【植木通彦 ちょっといい話】 SG第34回グランドチャンピオンが兵庫・ボートレース尼崎で30日まで開催中です。私はボートレース公式YouTube『植木さんぽ』尼崎編収録で開催場やレースの収益金を活用する尼崎市や伊丹市の施設を訪ねましたのでぜひご視聴ください。今回はその収録で感じたことと尼崎の水面特性などを書きます。 私がまず訪ねたのは尼崎市の尼崎城です。阪神「尼崎駅」徒歩約5分の尼崎市の真ん中にあり、17世紀初めに築城され明治に廃城、市民の思いが集まって再建されたまさに尼崎市のシンボルです。中には尼崎の「尼」の字を人文字で表せる場所があり、私も挑戦しました=写真。お殿さまやお姫さまになれるなりきり体験ゾーンや忍者や武者の衣装を身につけて記念撮影したり、鉄砲・剣術体験もできます。尼崎にいらした折の思い出づくりにぜひお立ち寄りください。 次に伊丹市の伊丹スカイパークを訪ねました。大阪国際空港(伊丹空港)に隣接する遊具も充実し駐車場も完備された広い公園です。目の前の空港の滑走路を離着陸する飛行機を見学できます。私は迫力満点の眺めを目にして県外からもお子さんを連れてこられる方が大勢いて喜ばれているということがよくわかりました。 もちろん、開催場のボートレース尼崎も改めて訪ねました。 私の経験では尼崎の水面は1マークの横幅が広いのでハンドルを入れるスペースも十分にありスピードターンできるので1コースが強い印象を持っています。水質が硬いやや乗りにくい淡水場で気温や湿度が高くなる梅雨どきはモーター回転やパワーが引き出しにくい。ターンテクニックだけでは力強く引き波を乗り越えられません。リアルタイムで状況の変化に対応したプロペラ調整力がポイントになります。レーサーコメントでは乗りやすさやボートの向き、出足などにご注目ください。 また、久しぶりに尼崎のリニューアルされた施設を見て驚きました。子供たちが楽しく安全に遊べるキッズパークのモーヴィは身体を動かす楽しさにあふれています。 場内のグルメも充実していてソウルフードの多幸焼きや丸久のお好み焼きはその安さにも感動します。尼崎はレースも当然ですが、ほかにもお楽しみいっぱいです。ぜひ一度お訪ねください。
■植木通彦(うえき・みちひこ) 1968年4月26日福岡県生まれ。福岡県立博多青松高校卒。86年11月デビュー。2007年7月の引退までSG優勝10回を含む74回の優勝、公営競技初の年間獲得賞金2億円を達成したボートレース界のレジェンド。2018年、初代ボートレースアンバサダーに就任。テレビ『BOAT RACEプレミア』他、ネット放送、イベント、講演会で活躍中。『植木通彦オフィシャルブログ』(二次元コード)でも発信。