大阪桐蔭、八回勝ち越し 藪井2点タイムリー、主将の働き 交流試合
◇2020年甲子園高校野球交流試合 東海大相模―大阪桐蔭(17日・甲子園) 先発は、大阪桐蔭が140キロ超の速球に変化球を織り交ぜるエース左腕・藤江、東海大相模が183センチの2年生左腕・石田。 【大阪桐蔭vs東海大相模】東西の強豪が夢の舞台で激突 大阪桐蔭は一回裏、2死一、三塁で5番・吉安がライトへタイムリーヒットを放ち、1人還って先制した。 今大会屈指の好カードとあって、両左腕とも好投。大阪桐蔭の藤江は、五回まで毎回の奪三振。東海大相模も石田が四者連続で三振に抑えたほか、堅守も光り、互いに譲らないまま、後半へ入った。 東海大相模は七回表、4番・西川のヒットなどで1死二、三塁とすると、神里がライトへタイムリーヒットを放ち、一気に2人生還し逆転に成功した。 しかし、大阪桐蔭はその裏、1死満塁とし2番加藤のレフト犠牲フライで同点に追いついた。 大阪桐蔭は八回裏、4番・船曳、5番・吉安の連打などで1死二、三塁とすると、途中出場の主将・藪井がレフトへタイムリーヒット。2点を追加して勝ち越し。再び流れを引き寄せた。 ◇藤江、自由研究で全試合を「解説」 8回まで粘投した大阪桐蔭の先発・藤江は、長崎県諫早市出身。野球を始めたころから甲子園常連校の大阪桐蔭に憧れていた。小学6年の夏休みには、自由研究でその年(2014年)の夏の甲子園の全記録を集め、試合ごとの感想を書いて提出した。優勝したのが大阪桐蔭だったこともあり、「ここでやりたい」という思いがさらに強くなったという。 ◇最終日もライブ中継 ニュースサイト「毎日新聞」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/)と「Yahoo!JAPAN」が運営する「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)で展開する「センバツLIVE!」では、センバツ交流試合の全16試合をライブ中継します。センバツLIVE!は、パソコンやスマートフォンで、いつでもどこでも無料でお楽しみいただけます。勝負の裏側に迫った最新のニュースや写真特集など、試合の情報が盛りだくさんです。センバツ交流試合にどうぞご注目ください。