【リニア】静岡・川勝知事が再び「部分開業論」 過去に事実上撤回も…『再燃』のワケ
「社長が代わってJRの考え変わる可能性も」
あれから1年以上が経過し、再燃した「部分開業」論。川勝知事は13日の会見で記者から問われると…。 川勝知事(13日) 「(当時のJR東海社長が)変電所をつくる意思はない。予定もないといったので出来ないと考えた。変電所がひとつできれば動かせるということは、皆さんご存じなわけです。それをやるかやらないかは、会社の意思ではないか。今度は社長が代わった。丹羽さんになりましたので、(JR東海の考えが)変わる可能性がある」
JR東海は変電所が1つ完成しても、リニアの運行は出来ないとしていますが、川勝知事は自身の考えを展開。さらに15日、リニアの開業が2027年以降と表現が改められたことに対し、川勝知事は自身の考えを改めて念押ししました。 川勝知事コメントより 「2037年の全線開通を一刻も早く実現するため、開通できる状態 になったところから開通をしていくべきである」 県内では大井川の水や環境保全に不安の声があがるリニア問題ですが、県外目線では沿線県やJR東海と川勝知事がどのようなバランスをとるのか、来年も注目がされそうです。