片桐はいりが18年ぶりに荻上直子監督とタッグ!堂本剛主演作『まる』追加キャスト情報が発表
KinKi Kidsとして、またソロアーティストとして独自の道を切り拓いてきた堂本剛が、『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』(97)以来27年ぶりに映画主演を務める『まる』の公開日が10月18日(金)に決定。このたび本作の追加キャスト情報第2弾が解禁された。 【写真を見る】巨大な◯に飲み込まれそうな沢田(堂本剛)の姿が印象的なティザービジュアル 堂本が演じるのは、美大卒だがアートで身を立てることができずに人気現代美術家のアシスタントをしている沢田。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなすことに慣れてしまっている彼はある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失ってしまう。部屋に帰ると、床には蟻が1匹。その蟻に導かれるようにして描いた◯(まる)を発端に、沢田の日常は◯に侵食されていき…。 このたび発表されたのは、沢田を取り巻く7名の個性豊かなキャラクターたち。沢田と同じく現代美術家の新人アシスタントとして働く田中を演じるのは、連続テレビ小説「虎に翼」での好演で話題沸騰中の戸塚純貴。高校の同級生の吉村役には、テレビドラマを中心に出演作が相次ぐおいでやす小田。沢田の住むアパートの大家役には名バイプレイヤーとして様々な作品に出演している濱田マリ。怪しげなアートディーラーの土屋役には、有名画家との共同制作作品展を開催するなど自身もアートの世界と関わりの深い早乙女太一。 そして、古道具屋の店主役には『かもめ食堂』(06)以来、18年ぶりに荻上直子監督作品に帰ってくる片桐はいり。沢田がアシスタントを務める人気現代美術家の秋元洋治役には吉田鋼太郎、沢田の前に現れる謎の人物“先生”役には柄本明と、実力派が結集。不思議な世界観に包まれた本作で、彼らがどのような動きを見せるのか。期待しながら本作の公開を待とう。 文/久保田 和馬