【デリケートゾーン】のニオイが気になります。専用ソープの方がいいの?
人には聞きづらい“女子の保健室的なお悩み”に、お医者さんにしっかり取材をして信用できるアドバイスをしてもらおう!という企画『ViVi保健室』(毎週金曜日更新)! 【デリケートゾーン】においやすい原因は…ジャングル並の湿度だから! ふとした瞬間に気になるデリケートゾーンのニオイ。ボディソープできちんと洗っているつもりなのに……という子も多いはず。それでもにおってしまうのは、特殊な環境に原因があったんです!
質問者
Q.デリケートゾーンがなんだかにおう気がして不安でHに集中できません。専用ソープとか使ったほうがいいんでしょうか……。 ◆答えてくれる先生はこの人! 婦人科医 松村圭子先生 成城松村クリニック院。生理や妊娠、女性ホルモンにかかわることから、セックスにまつわるきわどい質問まで、ずばっと回答。テレビや雑誌でも大人気で著書も多数。「若い頃はViViを愛読して、当時トレンドだったスリムデニムをはきこなしてたわ~!」と語るViViっ子たちのリアルな先輩でもある。
A.デリケートゾーンはpH値が他のパーツとは違うんです!
ゆえに、専用ソープがオススメです 日本人は、欧米人に比べてデリケートゾーンに対する意識が低いといわれていますが、アジア圏の中においても、意識は低い方。日本は、デリケートゾーンケアの後進国なんです。 デリケートゾーンのケアには専用のソープを使うのがおすすめ。では、なぜ、専用ソープがいいかというと、デリケートゾーンのpH値は皮膚など他の部分よりも低く、酸性だから。膣の中にいる善玉菌が乳酸を産生して、膣内およびデリケートゾーンを酸性に保つことで、病原体が膣内に入ってこないようにブロックしているのです。 一方、一般的なボディソープはアルカリ性~弱酸性のものがほとんどで、これをデリケートゾーンに使ってしまうと、pHバランスが崩れ、雑菌の温床になって善玉菌がきちんと働けなくなってしまう。そうなると、膣カンジダなどにもかかりやすくなるのです。
オーガニックである必要はないと思います!
デリケートゾーン用のソープというと、“オーガニックな成分でできているもの”のことだと思っている人が多いかもしれませんが、そうではありません。 繰り返しになりますが、ポイントはpH値。この問題に限らず、オーガニック成分を使った製品ならよくて、防腐剤などの化学物質を使用したものはすべて悪いという風潮が、最近、見受けられますが、それはとても偏った意見。 どんなにオーガニックをうたっていても、正しく防腐剤などを用いていないことで品質が劣化しやすくなっていたら、それこそ問題。 オーガニックかどうかよりも、信頼できるメーカーによる、pH値が調整されたものを選びましょう。