河村前名古屋市長の当確に百田代表「第1号が誕生した」と笑顔 日本保守党、国政で初議席
27日投開票の衆院選で政治団体「日本保守党」が衆参通じて初の国政議席を得た。共同代表の元職、河村たかし前名古屋市長が愛知1区で当確を決めた。東京都中央区の開票センターで推移を見守っていた百田尚樹代表は約30人の報道陣を前に「わが日本保守党に国会議員第1号が誕生しました」と満面の笑みを浮かべた。 同日午後8時ごろ、リモートで繋いだ河村氏の選挙事務所から当選が伝わった。百田氏ら関係者は「おめでとう」と拍手。その後、百田氏は自らホワイトボードに記載した手製の開票台に向かい、河村氏の横に赤ペンで当選を示すバラを描いた。 河村氏は平成5年衆院選で初当選し、21年からは名古屋市長に転身し、4期連続で務めた。今回は同党の公認候補として衆院選へくら替え出馬。強固な選挙地盤を生かし、早々に当確を決めた。 同党は昨年10月に結党。今年4月の衆院東京15区補欠選挙で国政選挙に初挑戦し、約2万4000票を得たが、4位に留まった。今回の衆院選では河村氏など愛知の小選挙区に4人、比例代表に百田氏や有本香事務総長など26人を擁立した。
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