JR男鹿駅近くに大規模ホテル建設 観光客や洋上風力関連のビジネス需要増で
ABS秋田放送
観光客や洋上風力発電事業のビジネス客の増加で宿泊施設のニーズが高まっている男鹿市に都内の企業が市の支援を受けて新たなホテルを建設します。JR男鹿駅近くに160室を備えた大規模なホテルが建設される計画で、営業開始は2年後=2026年3月の予定です。 男鹿市中心部、JR男鹿駅の近くの船川地区に建設される新たなホテル。 市の関係者と事業を手がける企業の代表などが12日、工事の安全を祈願しました。 木下不動産開発 坂本建士取締役 「我々が手がけるホテルを起点として、日本各地もしくは世界から男鹿市へ足を運んでいただけるように、我々も皆さんと一緒になってこの街を盛り上げていきたいと思います」 建設を手掛けるのは東京に本社を置きエンターテインメント事業や福祉事業を手がける木下グループの関連会社です。7階建てで、最大160の客室を備える計画です。 男鹿産の食材を使ったレストランや日帰り入浴が可能な大浴場もあり、国内外の観光客や洋上風力発電事業に携わるビジネス客などの利用を見込んでいます。 約25億円をかけて建設される新たなホテルには市も1億5000万円を補助する計画です。 男鹿市中心部の船川地区には大規模な宿泊施設がありません。市としては船川地区を拠点とした滞在型の観光振興につなげたい考えです。 菅原広二 男鹿市長 「なまはけ柴灯まつりに男鹿の花火、そしてロックフェスティバルであっても、10時半の最終電車が帰るともう火が消えたようになります。このホテルができることによってにぎわいがずっと持続できると思ってます。」 船川地区の新たなホテルは2年後の2026年3月の開業を予定しています。