秋葉国家安全保障局長、今月中に退任へ 後任は外務省トップの岡野次官を起用の方向 石破首相が調整
石破首相は、日本の外交と安全保障政策をけん引してきた秋葉国家安全保障局長を今月中に退任させ、後任に外務省トップの岡野次官を起用する方向で調整していることが分かりました。 政府関係者によりますと、石破首相は2021年7月から3年半にわたり、国家安全保障局長を務めた秋葉剛男氏を今月中に退任させて、後任に外務省の岡野正敬次官を起用する方針で調整していることが分かりました。 秋葉局長は外務省出身で、2018年以降、外務次官や国家安全保障局長として、安倍元首相、菅元首相、岸田前首相、石破首相と歴代4人の首相の下、およそ7年にわたって日本の外交と安全保障をけん引してきました。 交代時期について、首相周辺は「トランプ政権への移行で、アメリカの安全保障担当も交代を控えている」と話しています。 秋葉氏は今後、現在、兼任している内閣特別顧問の専任になる見通しです。