半年で警察官が3人逮捕された鹿児島県警、警察庁が特別監察…組織風土に踏み込み分析
鹿児島県警で不祥事が相次いだことを受け、警察庁は24日、片倉秀樹首席監察官ら3人を同県警に派遣し、特別監察を開始した。 【表】一目でわかる…4月以降、鹿児島県警で発覚した主な不祥事
同県警を巡っては、前生活安全部長が内部文書を漏えいしたとして、国家公務員法(守秘義務)違反で起訴されたほか、別の情報漏えい事件や盗撮事件などで、今年に入り現職警察官が3人逮捕、起訴された。
特別監察では、野川明輝本部長らに一連の不祥事について聞き取りを実施。組織風土にまで踏み込んで原因を分析し、同県警が7月中をめどにまとめる再発防止策に反映させる。
警察庁は24日、「県警における取り組みがスピード感を持って行われるよう、厳正な監察を実施する」とのコメントを出した。