中国の軍用機延べ62機、軍艦延べ27隻 台湾海峡周辺で活動=国防部
(台北中央社)国防部(国防省)は25日、同日午前6時までの24時間に、中国の軍用機延べ62機、軍艦延べ27隻が台湾海峡周辺で活動しているのを確認したと発表した。このうち軍用機延べ47機は台湾海峡の暗黙のライン「中間線」を越えたり、台湾南西、南東、東部の空域に進入したりした。 国防部は、国軍が軍用機や軍艦、沿岸部に配備するミサイルシステムで厳密に監視し対処したと説明した。24日午前7時14分から午後5時11分までに台湾海峡周辺で確認した主力・補助戦闘機延べ54機のうち、中間線を越えたのは延べ46機。一部は北部・基隆から39カイリ(約72キロ)、台湾本島最南端・ガランピ(鵝鑾鼻)から41カイリ(約76キロ)の地点まで近付いたとした。 中国は23日と24日、台湾周辺の海空域で大規模な軍事演習を実施。国防部は24日、同日午前6時までの24時間に、中国の軍用機延べ49機、軍艦延べ19隻、海警局の船延べ7隻が台湾海峡周辺で活動しているのを確認したと発表している。 (編集:齊藤啓介)