徴税吏員が衆議院選挙で特定政党への投票呼びかけ、公職選挙法違反の疑いで書類送検…鹿児島県警
10月27日投開票の衆院選で、選挙運動が禁じられているのに、特定の政党への投票を呼びかけたとして、鹿児島県警が同県枕崎市の徴税吏員の男を公職選挙法違反(特定公務員の選挙運動の禁止)の疑いで鹿児島地検に書類送検していたことが26日、関係者への取材で分かった。 【写真】鹿児島県警察本部
地方税の徴収などを行う徴税吏員は、公選法で特定公務員とされ、在職中の選挙運動は禁止されている。
関係者によると、男は10月中旬、同市で開かれた集会に参加し、比例代表で特定の政党に投票するよう呼びかけた疑い。
県警は「個別の事案には答えられない」としている。
県警は26日、衆院選の選挙違反取締本部を解散した。捜査2課によると、25日までに公選法違反で2件(1人)を摘発した。警告は計56件で、内訳は文書頒布違反5件、文書掲示違反47件、言論違反1件、その他3件だった。