投票所12カ所、爆破予告で一時閉鎖 「ロシアからの脅迫」とジョージア州
(CNN) 米大統領選投票日の5日、ジョージア州の投票所12カ所に対して爆破予告が相次ぎ、一時的に投票が中断された。同州のブラッド・ラフェンスパーガー州務長官は記者団に対し、ロシアから届いた信憑(しんぴょう)性のない脅迫だったとの見方を示した。 【映像】ニューハンプシャー州の町で「全米一早い投開票」 ラフェンスパーガー州務長官は記者会見で「一部の脅迫はロシアから届いたと聞いた。実行可能だとは思わない。だが公共の安全のために我々は確認する。そうしたことがあれば引き続き対応する」と述べ、「出所は突き止めた。ロシアからだった」と断言。「相手は悪さを企んでいるらしい。我々にスムーズで公正で正確な選挙をさせたくない」「我々自身の間で争いを生じさせることができれば、どんなことでも勝利とみなす」と付け加えた。 ラフェンスパーガー州務長官は共和党。爆破予告の出所をロシアと特定した理由は明らかにしていない。 フルトン郡警察によると、アトランタ郊外の投票所では爆破予告のために投票所が一時的に閉鎖された。フルトン郡は、影響を受けた郡内の投票所5カ所は投票時間を延長すると発表した。 警察によれば、同郡の投票所5カ所に対しては、計32回の爆破予告があった。 グイネット郡では投票所2カ所が5日に爆破予告を受けて避難対象となり、約1時間にわたって閉鎖された。爆破予告は信憑性なしと判断された。 デカルブ郡の投票所5カ所は同日午後5時ごろ、爆破予告のために一時閉鎖され、投票時間が延長された。州務長官によると、こちらもロシアからの脅迫だったと思われる。 デカルブ警察は、いずれの投票所でも爆弾は見つからなかったとしている。 米連邦捜査局(FBI)は、脅迫については認識しているとした上で、出所については言及しなかった。