雨の日、オジサンの劣化ビニール傘と雨染み傘は即刻アウト! イケオジ流の傘のお手入れ教えます
傘は消耗品なのか…?
雨の中でも出勤お疲れ様です。こんな天気だと持ち歩き必須なアイテムは「傘」ですよね。 傘のイメージを下げる、ありがちなミス。「おいおい、傘が武器になっちゃってるよ…」 そこでちょっと自分の傘を見てみてください。コンビニで間に合わせで買ったビニール傘や買ってからしばらく経ち、古ぼけた傘を持ってはいませんか? 雨の日は視界の大部分を占める傘が印象を左右すると言っても過言ではありません。さらに、耐久面で不安があるビニール傘を使い続けるのはコスパが悪いです。 そこで今回は傘の買い替えどきと、長持ちする傘のお手入れ方法をご紹介します。
傘の買い替えどき
傘の一般的な寿命は2-3年と言われています。2-3年経っていなくても、「水はじきが悪くなった」とか「開閉にきしんだり抵抗がある」と感じたときは買い替えどきです。 でもお気に入りの傘なら永く使っていたいですよね。だったら適切なお手入れは必須です。
水はじきを取り戻す方法
実は「撥水効果の低下」だけは、私たちでもなんとかできる場合があります!
傘の撥水効果はフッ素樹脂によるものです。傘の生地にはフッ素樹脂の粒子が並んでいるため、生地に雨が染み込まないようになっています。 しかし傘を使っていくにつれてフッ素樹脂の粒が倒れて並びが乱れてしまい、撥水機能が失われてしまいます。そこで、やってほしいのがドライヤーの温風を当てること。
ドライヤーは傘の表面から10cm以上離します。当てすぎると生地が傷むから気をつけてください。フッ素樹脂加工が蘇り、撥水効果が復活します! それでも撥水効果が復活しない場合は買い替えの検討を。
使用後のお手入れ
続いて、使用後に傘を長持ちさせるお手入れです。と言っても、2ステップだけです。 まずは水を切ります。この時、下に向けて傘の開閉を繰り返してください。 開いたまま回すのは傘の中心にある中棒が傷む原因になるのでNGです。 水に濡れたまま傘を保管すると、撥水加工のフッ素樹脂がバラバラになったり、骨のサビの原因になります。 水が十分に切れたら、直射日光が当たらない風通しの良い場所で保管しましょう。
直射日光の当たる場所や高温多湿な場所、強い蛍光灯の光は生地や骨にダメージを与えるので、避けてください。 いかがでしたか? 最も大事なのはお手入れするときの、傘に対する「大切に扱う気持ち」です。大切に扱えるような傘を使うことで、買い直しもせずに済んで経済的ですよ。皆さま、素敵な雨の日をお過ごしください。 Photo:Getty Images Text:FORZA STYLE