朝食に焼きたて味わってほしいから、午前7時開店【初めましてのパン屋さん4】
パン好きの人必見、2022~23年に北近畿でオープンしたパン屋さんを取材。どこのお店もすでに多くの常連さんでにぎわっている様子です。人気の商品と一緒に紹介します。すでにひいきのお店がある人も、ぜひ新しい味を開拓しにお出かけください。(タウンタウン編集室) 4回目は、京都府宮津市の「3月3日(さんがつみっか)」。
深夜1時から作業 早朝から多種類を並べる
2023年3月にオープンした『3月3日』。朝食に焼き立てを食べて欲しいとの思いから午前7時に店を開け、誰が来ても好みのパンがあるようにと約60種類を並べている。 店主の鍋田誠さんはパン職人として20年以上のキャリアを重ね、念願の店舗を構えた。「パン作りは常に勉強。まだまだ道半ばです」と話し、毎日深夜1時には工房に立つ。見た目、音、感触など五感を研ぎ澄ませながら作業する。 特にこだわるのはバタールやバゲットなどのフランスパン。「外側は黄金色、断面は大小まばらに縦長の気泡が入るように焼いています。これが美味しいフランスパンの証なんです」。 鍋田さんを中心に妻の絵里さん、息子の大地さんと3人で協力しながら店を営む。 『3月3日』という変わった店名は、夫婦の特別な日にちなんで名付けた。開店日も3月3日。
バタール(1本291円)
小麦の旨味がしっかり感じられて、バターやオリーブオイルにつけるだけ美味しい。「納豆やキムチ、和食に合うのでお米の代わりに食べてほしいです。固くなったら、フレンチトーストにするのがおすすめ」と鍋田さん。
【3月3日】
住所/京都府宮津市新浜1987 ℡0772-21-5500 営業/7:00~15:00(パンがなくなり次第閉店) 休み/月曜日