三川町の女性を殺害した疑いで逮捕された男が9日、送検された。現場に残された指紋や足あと、血痕のDNA型などから男が関与した疑いが強まったことが分かった。 殺人と住居侵入の疑いで8日に逮捕された三川町横川新田のアルバイト従業員・石川一馬容疑者（28）は9日午前に送検された。 石川容疑者は今年9月、三川町横山の住宅に侵入。この家に住む無職の阿部祥子さん（90）の頭や顔、胸などに暴行を加え殺害した疑いが持たれている。 警察は阿部さんの死因を多発外傷と発表したが、阿部さんの傷はほぼ全身に及んでいて、一部に出血や骨折があることから執拗に暴行を加えられたと見られることが新たに分かった。 また現場に残された指紋や足あと、血痕のDNA型などが石川容疑者の逮捕につながったという。 （近所の人） 「いい子だからなぜそんなことを。まさか間違いでないのという思い」 「会えば気さくな子。正直ショックでしたそんなことをする子でなかったので」 警察は捜査に支障があるとして石川容疑者の認否を明らかにしていない。今後、石川容疑者と被害者の関係性や動機の解明などを進める方針。