プロ野球12球団のファンクラブに入会して20年! 長谷川晶一が五十嵐亮太に語る、各球団のサービスの違いと魅力
■「ただなんとなく、気がつけば20年が経過していた」 五十嵐 すごいです。確かにすごいけども、長谷川さんの熱量に若干、引き気味です(笑)。以前、僕のYouTubeに出てもらったときには、「選手メッセージ入り目覚まし時計」を紹介してくれましたよね。 長谷川 この「選手メッセージ入り目覚まし時計」は、もはや各球団の定番アイテムになっていますね。選手たちが恥ずかしそうに「おはよう、早く起きないと遅刻するよ」って起こしてくれる。ファンとしてはたまらないですよ。個人的には、「もれなく棒読み」「少し照れ気味」というのが最高です。 五十嵐 確実にバカにしてますね(笑)。でも、僕もやったことがあるけど、あれはなかなか恥ずかしいものなんです。録音するためにやってきたスタッフが差し出すマイクを前にして、選手ロッカーの片隅で「おはよう、目覚めはどう?」とか、「今日も頑張ったね♡」ってセリフを渡されるんですから。 長谷川 2016年のソフトバンクFC特典は、松田宣浩選手が「マッチだよ、起きて。遅刻するよ、起きろー! 1、2、3、マーッチ!」で、柳田悠岐選手が「おはよう、今日もフルスイングで頑張ろう。起きろ、遅刻するぞ。早く起きないとヤバいっす」って起こしてくれるんです。他にもたくさんあるけど、個人的に好きなのが2021年のDeNA特典、ロペス選手の「オハヨゴザイマス。キョウモ、イチニチ、ガンバリマショウ。バモス!」でした。 五十嵐 今回、『プロ野球12球団ファンクラブ全部に20年間入会してみた!』を出版するにあたって、すべての目覚まし時計に電池を入れ直して、誰がどんなセリフを言っているのか、すべてメモしたって言っていましたよね。その情熱、ハンパないですね。 長谷川 もちろんです。それが「12球団ファンクラブ評論家(R)」ですから。わざわざ特許庁に行って、商標登録まで済ませていますから! 一応、単なる「自称評論家」ではなく、「世界で唯一無二の評論家」なんです。 五十嵐 ここまでくると、もはや執念ですよね(笑)。どうして、そこまでFCに魅入られたんですか? 何か深い理由があるんですか? 長谷川 理由ですか......。何もないです(笑)。強いて言えば、「ただただ楽しいから」としか言えないですね。最初に言ったように、始めは「本当のファンサービスを知るためには、FCに入会するのが一番だ」という理由で始めたけど、いざやってみると、次から次へといろいろなグッズや情報が届くし、観戦チケット特典を使うために、全球団の本拠地球場に行くと、やっぱりその球団独特のカラーもあって、ますますプロ野球が好きになっていく。それで気づけば20年が経過してしまいました(笑)。