【ヴィクトリアマイル】好データ「前走海外」に唯一該当 香港とドバイを経たナミュールがGⅠ・2勝目に王手
海外帰りを重視
ヴィクトリアマイルのデータをまとめてみよう。 【好走率アップ】 A「美浦所属馬(近5年)」 B「前走海外、または大阪杯」 C「前走8枠」 【好走率ダウン】 D「6歳以上」 【勝ち馬なし】 E「前走福島牝馬S」 F「前走1着馬」 G「前走6番人気以下」 H「前走馬体重500kg以上」 I「前走逃げ」 【連対馬なし】 J「前走重賞以外」 今回のプラスデータ3つの中で、最も強いデータはB「前走海外、または大阪杯」。海外組と大阪杯組を比較すると、海外組の方が連対率は高くなっている。 今回の登録馬で前走海外組はナミュールだけ。海外組で連対した4頭のうち3頭がドバイ組という点も共通しているマイナスデータもなく素直に本命でいいだろう。 前走大阪杯組はスタニングローズとハーパーの2頭。スタニングローズはG「前走6番人気以下」とI「前走逃げ」、ハーパーはG「前走6番人気以下」に該当。さすがに2つのマイナスデータ持ちは印を入れづらく、大阪杯組ではハーパーを相手としたい。 3番手以下だが、プラスデータが1つでマイナスデータがないのはウンブライル、モリアーナの2頭。どちらも4歳、前走で阪神牝馬Sを走っていた。 順番付けが難しいが、前走2着馬より3着馬の方が連対率、複勝率が高いことから、前走3着のモリアーナを▲、ウンブライルを△としたい。 最後に5番手はライラック。今回の登録馬では唯一、C「前走8枠」に当てはまるが、マイナスデータのG「前走6番人気以下」も持っている。 このC「前走8枠」は1着馬が7頭、2着馬はなし。逆にG「前走6番人気以下」は1着馬がなしで、2着馬が5頭。1、2着のどちらに来てもデータ的に矛盾するのだが、プラスデータを2個持っている(AとC)のはこの馬だけ。よって、最後に印を入れておきたい。 ◎ナミュール ◯ハーパー ▲モリアーナ △ウンブライル ×ライラック 《ライタープロフィール》 門田 光生(かどた みつお) 競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。本社予想などを担当し、編集部チーフも兼任。現在、サンケイスポーツにて園田・姫路競馬を中心に予想・記事を執筆中。 超忙しかったGW開催が終了。ただ、4日間ともメインレースが面白く、終わってみれば充実したGWでした。これで馬券の収支が伴っていれば、よかったのですけどね。1万円台と3万円台の3連単が当たっても、ほぼプラスマイナスゼロって、どういうことやねん。GWということで、財布のひもが緩んでしまいました。
門田光生