津田学園選手紹介 小林世直選手(1年) センスの良い打撃 /三重
<第91回センバツ> ◇小林世直(せな)選手(1年) 1年生ながらセンスの良い打撃でチームに貢献する。昨夏以降の公式戦11試合の打率は4割6分2厘。下位打線から好機を作った。佐川竜朗監督は「ミートがうまい」と語る。 桑名市出身。3歳で初めてグラブを手にし、ゴムボールでキャッチボールをして遊んだ。小学3年生から地元のスポーツ少年団に入り、活躍してきた。 通学路で下半身を強化している。朝5時半に自宅を出て、自転車で片道12キロの道のりを約50分かけて通う。「朝早く起きるのは大変だけど1カ月くらいで慣れた」。日々の地道な努力が安定した打撃を支えている。 学校での練習を終えると再び自転車で“筋トレ”。自宅では兄永和(とわ)さんや母知子さんに手伝ってもらい、ほぼ毎日、室内でバドミントンのシャトルを打つ練習に取り組む。バットの芯でボールを捉える感覚を養うためだ。 「忙しい中でも時間を作って練習を手伝ってくれる家族に恩返しがしたい」。甲子園がその晴れ舞台となる。【谷口豪】=随時掲載 ……………………………………………………………………………………………………… ◇素顔 父の影響で3歳でゴルフを始め、ベストスコアは82。趣味のボウリングも最高得点238の腕前。尊敬する人は「自分を持っている」元プロテニス選手の松岡修造さん。 〔三重版〕