被爆地の平和への思いを国外に広げる活動を行う個人や団体を認定する長崎市の「平和特派員」に、東京で活躍するアートディレクターの毎熊那々恵さんが任命されました。 【写真を見る】「祈りの花瓶」で平和を発信　被爆3世のアートディレクター 毎熊那々恵さん 「長崎平和特派員」認定 平和特派員に任命されたのは、長崎市出身で被爆3世のアートディレクター　毎熊那々恵さんです。毎熊さんは、7年前から原爆の熱風で変形した瓶を波佐見焼で再現した作品「祈りの花瓶」を作り、関東や長崎で展示会を続けています。 Vaseto Pray Projyect代表 毎熊那々恵さん（長崎市出身・被爆3世） 「長崎の平和の文化を発信をしていきたいなと思っております」 鈴木長崎市長 「今までできなかった平和の発信ができるんじゃないか」 毎熊さんは、被爆80年となる来年、海外で初めての展示会をオランダで開くことになりました。 Vaseto Pray Projyect代表 毎熊那々恵さん 「身が引き締まるといいますか、しっかり伝えていかなければいけないなという思い。もともと平和とか原爆とかに興味がなかった人も少しでも興味を持ってもらいたいなと思って。（平和を考える）入り口のところを増やしていきたいなと思っています。」 「祈りの花瓶」の展示会は、オランダのハーグとアムステルダムで、来年6月から開かれる予定で、長崎市でも、7月に展示会が予定されています。