内田理央、今年の目標は“丁寧な暮らし” 『おっさんずラブ』ちずから見た春田&牧の変化
2024年は自分をケアする年に
――今回は特に、春田が全方向からモテている印象があります。幼なじみのちずさんから見て、春田はなぜそんなにモテるのだと思いますか? 内田:第4話で春田が牧のお父さんのお尻をふいてあげたいという話をしたときに、ちずが「やっぱ春田って人類愛の人だわ」というセリフがありましたが、本当にその通りだなと思っています。春田はどんな人にも優しく愛を持って接することができる。だから、ちずから見ても、私自身から見ても本当に尊敬できるし、とてもカッコいいなと思っています。でも今回、秋斗(田中圭/春田と二役)という春田そっくりの公安の人が出てきて、すごくカッコよくて!(笑) まるで漫画から出てきたみたいで、私は秋斗にすごくキュンとしてしまいました。なので、春田よりも秋斗派です(笑)。そんなことを言いつつも、春田は誰もが大好きになる人たらし。本当にフェアで優しいキャラクターだと思います。 ――春田に心を奪われる人が増えていますね。 内田:みんな心を掴まれていますよね。でもちずとしては、初代『おっさんずラブ』よりも“親友感”が強くなっています。前回は密かに春田を好きだったので苦しい思いをしていましたが、今はただの幼なじみという感じがしてすごく楽ですし、楽しいですね。 ――ちずと牧の関係についてはいかがですか? 内田:ちずは春田とは幼なじみで良いところも悪いところも知っているからこそ、牧とわかり合えるんです。牧の愚痴も聞けるし、「わかる」って言える。牧はあまり気持ちを人に言わないからこそ、良い相談相手になれそうな関係だと思います。 ――今作のちずは1度、結婚と離婚を経ているせいか、春田と牧の人生の先輩のようにも見えます。 内田:そんな感じですよね。1歩先にいるというか。結婚も離婚も出産も経験して、春田と牧の環境とはまた違うところで1人で頑張っていたと思うので、そういう強さもありますね。きっと本当はいっぱいいっぱいなことや、すごくつらいこともあっただろうに。それでも明るく、さっぱり話しちゃうところがちずらしさだなと思います。私もちずを演じるにあたって、弱いところは見せたくないという気持ちでやっているんですよ。笑って明るくさっぱり吹き飛ばすみたいな。でも、人は絶対に大変なことも苦しいときもあるだろうから、第7話でそこを描いてくださったことが嬉しかったです。 ――以前のインタビューで、今後の展望について「深く考えないで突っ走ってきたからこそできたこともあると思うし、それが私らしさかなとも思う」とおっしゃっていました(※)。今もそのスタンスは変わりませんか? 内田:仕事に対して「来たものに精一杯応える」というのは変わりません。ただ、プランなくズボラに生きてきたせいで去年体調を崩してしまったんですよ。外食が続いて免疫不足になったり、ずっとカフェラテばかり飲んでいたら脱水症状で倒れてしまったり……。もう年齢も上がってきたので、ちゃんとケアしたり未来のことを考えて自分を大切にしないと、お仕事もスムーズにできないと反省しました。 ――では、今年の目標は? 内田:“丁寧な暮らし”です。今まではジムに行かなくても「食べなきゃ痩せるじゃん」という考えでいましたが、それだと健康に悪いので、ちゃんと苦手な運動をしようというふうに意識が変わりました。今年は、今までやってこなかった体調管理を徹底してやりたいと思っています。 参照 ※ https://realsound.jp/movie/2023/03/post-1275895.html
Nana Numoto