フランス極右政党の創設者ジャンマリ・ルペン氏が死去 国民戦線の創設者
フランスの極右政党「国民連合」を率いるマリーヌ・ルペン氏の父親で、前身の「国民戦線」を創設したジャンマリ・ルペン氏が亡くなりました。96歳でした。 ルペン氏は1972年に「国民連合」の前身にあたる「国民戦線」を創設し39年にわたり党首を務めました。 2002年の大統領選挙では上位2名による決選投票に残り、現職のシラク大統領に敗れたものの、極右政党の台頭は大きな注目を集めました。 2011年に娘のマリーヌ氏に党首の座を譲り、その後、穏健化を図る党と意見が対立し、党から追放されました。 家族が現地メディアに寄せた声明によりますと、ルペン氏は日本時間の7日午後8時ごろ、家族や友人に囲まれ息を引き取ったということです。 「国民連合」のバルデラ党首は自身のSNSでルペン氏について「常にフランスに仕え、フランスのアイデンティティと主権を擁護してきた」と追悼しました。 またフランス大統領府は「極右の歴史的人物である彼は、約70年にわたり我が国の政治や社会において役割を果たした」との声明を発表しました。
フジテレビ,国際取材部