奥能登で「波の花」ふわふわ、海水に含まれる植物プランクトンの粘液が泡状に「冬がやってきたと実感」
石川県珠洲市馬緤(まつなぎ)町の海岸では、奥能登地方の冬の風物詩「波の花」が見られ、風にあおられた泡がふわふわと宙を舞っている。 【動画】能登に伝わる製塩の労働歌「砂取節」まつり復活で響く
波の花は、海水に含まれる植物プランクトンの粘液が、岩場に打ち付けられて泡状になる現象。気温が低く、強風で波が高い日に発生しやすい。近くに住む男性(77)は「波の花を見ると、今年も冬がやってきたと実感する」と話した。
市観光交流課によると、昨年までは、海岸沿いの県道から間近に見ることができたが、能登半島地震で海岸線が隆起し、20メートルほど距離が遠のいたという。来年2月下旬頃まで見ることができる。