増える報道に“聞き飽きた”の声も…大谷翔平の快進撃を日々伝える米著名記者は異論「彼は本当に取り上げるべき存在だ」
そればかりというわけではないが、「野球の本場」である米メディアでも大谷翔平(ドジャース)に関する報道は増えてきている。 【動画】大谷翔平の“命を救った”ビッグプレーとは?現地も称賛したシーン それも当然ではある。なにせ6月に入ってからの大谷はすこぶる調子が良い。ドジャースが82試合を消化した時点で打率.322(リーグ1位)、25本塁打(同1位)、61打点(同3位)と三冠王も射程圏に入れる活躍。さらにOPS1.045も加えれば“リーグ8冠”と快進撃を続けている。 直近10戦で8本塁打と量産し、指名打者専任では「史上初」となるMVP受賞の可能性も論じられる大谷の娯楽性は尽きない。ゆえに彼の一挙手一投足を米メディアも連日報道する。しかし、日本を含めた一部のファンからは「もう聞き飽きた」「オオタニばかり」という声も上がっている。 こうした“反発”に対して意を唱える記者もいる。 米スポーツ専門メディア『The Athletic』の名物記者であるケン・ローゼンタール氏は、元メジャーリーガーたちがホストを務める米人気ポッドキャスト番組『Foul Territory』に出演。司会から「僕らはまだオオタニの話題に上げる価値はあると思っているんだけど」と問われ、「一部のファンたちが時々『ああ、またオオタニか。彼の話は聞き飽きたよ』と一斉に私に連絡をしてくる。これは驚くべきことだと考えている」と返答。そして、そうした声を制するように持論を展開した。 「彼らが『もう(大谷について)聞きたくない』と言おうとすると、私は『いや、すまんが続けるよ』と言うようにしている。なぜなら、今の彼は野球界でベストの選手だからだ。単なるベストじゃなくて、我々が今までに見たことがある中でもベストな選手なんだ。 彼は他の選手ができないことができる。投手としてプレーしていない時でもね。10試合連続打点や1番打者としてやっているあらゆることを見てくれ。本当に取り上げるべき存在だよ」 日本でも連日のようにお茶の間を沸かせている大谷。一部のハレーションを含めて注目度を高める男には、米メディアでも虜になっているようだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]