不合格者を誤って合格に…通知も出していた 自衛官採用試験で自衛隊埼玉地方協力本部 募集者の名簿に合否を誤入力
自衛隊埼玉地方協力本部は22日、自衛官候補生の採用試験で、不合格だった県内の男性6人を誤って合格とし、合格通知を出していたと発表した。募集者の管理システム上のデータ入力を誤ったことが原因で、同本部は6人の合格を取り消し、謝罪した。 採用試験で出題ミス 埼玉県警 対象者の全員を正答として採点 設問中に回答の記載 受験者からの指摘で発覚
同本部によると、試験は18歳以上33歳未満の男女が対象で、9月に筆記試験や身体検査があり、今月9日に合格者に対して「採用候補者名簿記載通知書」を出していた。17日、採用の細部を通知する「採用予定通知書」を準備していたところ、不合格の6人に対して「採用候補者名簿記載通知書」を発出していたミスが判明。職員が募集者の名簿に合否を誤入力しており、本来であれば複数人のチェックを行うが、当時は入力した職員のみで行っていたという。 同本部は「今後このような事案が起きないように管理態勢を見直し再発防止に努めたい」としている。