<私の恩人>キンタロー。ブレイクの影にはるな愛「怒られたことも」
前田敦子さんのモノマネなど「AKB48」ネタで、一躍スターダムを駆け上がったキンタロー。さん(32)。9月には舞台「道頓堀パラダイス~夢の道頓堀レビュー誕生物語~」(13~24日、大阪松竹座)にも挑戦、さらに活動の幅を広げています。デビューから1年足らずで瞬く間にブレイクしましたが、キャリアが浅い中で脚光を浴びることは、決していいことばかりではありませんでした。葛藤の日々の中、温かい手を差し伸べてくれたのが、はるな愛さんでした。 はるな愛 男として演歌歌手デビューが夢 恩人は…、はるな愛さんです。出会いのきっかけは昨年、愛知の番組でした。番組の後で、愛さんから「携帯電話の番号を交換しようよ!!」と言ってきてくださったんです。社交辞令的に交換してそのままになることも多いですけど、すぐに愛さんから連絡をいただきました。「ちゃんとご飯食べてんの?大丈夫?」、「今、みんなでしゃぶしゃぶ食べてんねんけど、おいでぇや」とか、特に何があるわけじゃなくても、さりげなくお電話をくださるんです。 私はキャリアもないですし、常に自分が一番下という意識がある。…どこかで、それを必要以上に気負ってたり、気を遣い過ぎていたりするところがあるのか、自分から「ご飯、連れて行ってくださいよ!!」というのがなかなか言えなくて。そこを感じていただいたのか、愛さんからそれを言ってきてくださったんですよね。 …それと、キャリアが浅いことで言うと、お仕事をいただけるのはもちろんうれしいんですけど、求められるものに自分がついていけてないというか、分からないこと、悩むことがたくさんあった。ただ、それを相談できるような人間関係もまだ築けていない。そんな中、スッと入ってきてくださったのが愛さんだったんです。とても、ありがたかったです。プライベートだけでなく仕事の面でも、ヒントというか、直接的な答えに近いアドバイスもくださるんです。 お仕事をいただき始めた頃、毎回AKB48さんをイメージした制服とカツラでテレビに出てたんですけど、それだと限定されたイメージだけがつくことになるから、徐々にフェードアウトしていった方がいいと。具体的に言うと、いきなりやめるんじゃなく、カツラに近い髪型、AKB48さんの制服に近い衣装に段階的に変えて行って、周りが違和感を覚えないくらいのペースでシフトチェンジしていくのがいいんじゃないかと。