<私の恩人>キンタロー。ブレイクの影にはるな愛「怒られたことも」
あと、こんなこと言っちゃダメなんですけど(笑)、私、トークが苦手で…。それを愛さんにお話ししたら「キンちゃんは社交ダンスで実績もあるんやから、例えば、VTRのコメントを求められたりしたら『今の状況って“チャチャチャのクカラチャ”にソックリですよね』とか、いきなり社交ダンスの専門用語を挟むとか。そうしたら、おのずと周りが『お前、何言うてんねん!!』とツッコんでくれるし、そういうのはアリだと思うな」とか、本当に具体的なアドバイスをくださるんです。 愛さんからは「キンちゃんと私は、テレビへの出方が似てるのよ。だから、自分にできる話はしてあげたいなって」と言っていただいて、本当にたくさんのことを教えてもらっています。 もちろん、私にアドバイスをしたところで、直接的に愛さんが何一つ得をするわけじゃない。でも、この言葉からしてもそうなんですけど、愛さんは常に“自分より人”なんです。お酒を飲んでいても、自分が楽しむよりも、周りが楽しんでいるかを気にされる。仲良くさせてもらうようになって、お名前に“愛”の字が入っていることに、すごく大きな意味があるように感じています。 そんな風に、いつもいつも優しい愛さんなんですけど、1回だけ怒られたことがありまして…。仕事が本当に忙しくて、気持ちも弱っていた時期に、いろいろしんどい思いをさせられる知り合いとの縁を切ろうと思ったことがあったんです。いつものように、愛さんにお話をする中で「もう●●さんとは縁を切ろうと思っているんです…」と何気なく言ったら、びっくりするくらい真剣な表情でおっしゃったんです。 「キンちゃん、どんなに気分を害されても、何があっても、自分から縁を切るなんてやっちゃダメ。そんな風に上から思っちゃ、人間ダメよ。人とのつながりは奇跡に近いもの。何かしら意味があってのご縁だし、それを切りにかかるというのは絶対にダメ」と。それを言われて、確かに、私と愛さんのご縁も奇跡みたいなもの。それなのに、自分は何をしようとしていたのか…と。