「魔法のようなゴラッソ」先制ゴールで白星貢献の久保建英 現地メディアも右サイドでのプレーを激賞「非常に効果的だった」
圧巻のゴールでチームに白星を呼び込んだ。 レアル・ソシエダの久保建英は現地時間11月3日(日本時間4日)、ラリーガ第12節のセビージャ戦で先制ゴールを挙げ、チームの2-0での勝利貢献。今季3ゴール目をマークした久保は敵地での勝ち点3獲得に大きく貢献した。 【動画】久保建英がらしさ全開のゴラッソ!「ロッベン、メッシみたい」とファンも騒然のファインゴールを見る 3試合ぶりにスタメンに名を連ねた久保は、右ウイングのポジションで存在感を放った。開始3分、右サイドでボールを受けた久保はドリブルでペナルティエリア内に侵入、左足でシュートを試みている。相手ディフェンスに防がれたものの、序盤から積極的な姿勢をみせた。 その久保が同じようなプレーでゴールを決める瞬間が34分に訪れる。右タッチライン際に位置した久保は、またもドリブルから細かいタッチでゴール前に切れ込んでみせると、ディフェンスをかわして強烈なシュートをゴール左隅に突き刺した。対峙するセビージャの左サイドバック、アドリア・ペドラサとの距離を測りながらゴールに迫り、一瞬のスキを突いた見事なフィニッシュだった。 その後も久保からチャンスが生まれており、前半終了間際には左足アウトサイドでミゲル・オヤルサバルに決定的なパスも通すなど、何度も好機を演出。勢いづいたレアル・ソシエダは後半にも相手のファウルで得たPKで追加点を奪い、2試合ぶりの白星を掴んだ。 前節では途中出場、さらに左サイドでのプレーもみられたが、この試合では主戦場である右サイドで溌剌とした動きを見せていた。スペイン国内メディアも背番号14のパフォーマンスを絶賛しており、ニュースサイト『as』では、「まさに悪魔のようだった」と相手チームにとって脅威だったと評しながら、「彼は独創的なプレーを次々と生み出し、魔法のような技で得意のゴラッソを決めた」と振り返っている。 他にも、現地メディア『MUNDODEPORTIVO』でも、「完全にリーダーとして存在感を発揮。どの瞬間、どの場面でも、そのプレーは非常に効果的だった」と高く評価。さらに「この華麗なゴールは、歓喜する日本人スターがレアル・ソシエダにとって欠かせない存在であることを再び証明した」と貢献度を称えている。 得意の鋭いドリブルで相手を翻弄し、得点を生み出した久保。圧倒的なスキルの高さをみせつけ、勝利の立役者となった。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]