ナダルが現役生活に幕 最後の試合は黒星、スペインもデ杯敗退
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【11月20日 AFP】男子テニスの国別対抗戦デビスカップは19日、スペイン・マラガで準々決勝が行われ、スペインは1勝2敗でオランダに敗れ、今大会限りでの引退を表明していたラファエル・ナダル(スペイン)は輝かしい現役生活に幕を下ろした。 四大大会(グランドスラム)通算22勝を挙げた38歳のナダルは、第1試合のシングルスに登場したが、ボティク・ファン・デ・ザンスフルプに4-6、4-6で黒星。スペインは第2試合のシングルスでカルロス・アルカラスが勝利し、決着を最終第3試合のダブルスに持ち込んだが、アルカラス/マルセル・グラノリェルス組がファン・デ・ザンスフルプ/ウェスリー・クールホフ組に6-7(4-7)、6-7(3-7)で敗れた。 ナダルは試合前の国歌演奏で感極まった様子を見せ、試合が終わると1万人を超える観客の「ラファ」コールを受けた。 試合後のインタビューでは「きょうは感情的な一日だった。プロとして最後のシングルスの試合になるかもしれないということで、試合前から緊張があった」「プロとして最後に国歌を聞いたときの感情は非常に特別なものだった」と話した。 体のコンディションが万全でないことを踏まえ、試合ではポイントを短くする戦略を取った。第1セットは4-4からブレークを喫してそのまま落とすと、第2セットは最初のゲームでいきなりブレークを許す展開に。その後はホームの応援の後押しを受けながら、2度目のブレークを取られた後も諦めずに奮闘。一度は相手のサービスゲームを破り返したが、最後はショットがネットにかかり力尽きた。 勝利したオランダは、準決勝でカナダとドイツの勝者と対戦する。(c)AFPBB News