テリー伊藤「これは尊敬する」 鎌倉・湘南エリアのカーマニアがこだわるガレージを訪問
ガレージに入ると壁や床、天井にいたるまで、手作りを感じさせる仕上げになっていました。テリーさんは、「男の隠れ家だね。センスがいい」と、関心を示しました。 ガレージの設計や施工を、一人で行ったというオーナーの橋本さんは、「もうリタイアしましたけど米軍横田基地で、30年以上住宅をリフォームする仕事をしていた」と、仕事で培った技術だと明かしました。 ガレージ内に置かれていたのは、『フィアット アバルト 595』。後部のドアを開けっぱなしにしている理由について、橋本さんは「放熱のために開けています。夏はオーバーヒートしちゃうので、だからオイルクーラーもつけました」と明かしました。 最後に、橋本さんにとってガレージとは? と質問すると「大きな宝箱ですね。子供の頃も、いろんな物を拾ってきて箱に入れていた。あれの、大きい版です」と語りました。
■夢をかなえる“湘南物置クラブ”
最後に訪れたのは、“湘南物置クラブ”と名付けられた倉林高宏さんのガレージ。なかには、『ダットサン211』や、『日産 フェアレディZ』、『ジャガー Eタイプ』のほか、貴重なオートバイも。 テリーさんの目を引いたのが、白いオートバイ。これは戦後まで、日本を代表するオートバイメーカーだった目黒製作所の『メグロ スタミナK1』。1964年に開催した東京オリンピックで、聖火リレーの先導車として使われたことでも知られているバイクです。 “動かない車”と聞くと、修理せずにはいられないという倉林さん。ガレージには修理中の車『ダットサン フェートン』が置かれ、奥に進むと修理工場のような作業場まで完備していました。 オーナーの倉林さんは、「ご飯も、こういう所(作業机)で食べる。2階の住まいで、妻に小言を言われるんだったら、ここに(いたほうがいい)」と明かしました。さらに、倉林さんにとってガレージとは? と質問すると「子供に子供部屋があるように、ここは私の“夢をかなえてくれる場所”。ここにいれば何でもできるので」と語りました。 テリーさんは、「圧倒された。これは尊敬する。(ガレージを)外から見ると普通の幸せそうな家庭だったけど、中に入ると暗黒の街だよね。ワクワクする」と、自身の好みと一致すると明かしました。 (7月1日放送のBS日テレ『おぎやはぎの愛車遍歴』ガレージのぞき見SP 鎌倉・湘南編を再構成)