チャールズ国王と天皇陛下の関係は 日本人宇宙飛行士が語る晩さん会
その会場にいたのは、日本人女性2人目の宇宙飛行士・山崎直子さんです。2010年には国際宇宙ステーション(ISS)での滞在も経験しています。 晩さん会当日、両陛下の様子を近くで見ていた山崎さんに、news every.は話を聞きました。 宇宙飛行士 山崎直子さん 「一人ひとりに声をかけてくださって、そして和やかな雰囲気を作ってくださったのが本当にありがたかったなと」 山崎さんは、ウィリアム皇太子が設立した環境問題への革新的な取り組みに対する「アースショット賞」の評議員をつとめていることから、晩さん会に招待されました。
宇宙飛行士 山崎直子さん 「(両陛下と)会場に入る前にお話をさせていただきまして、本当に光栄でした」 さらに… 宇宙飛行士 山崎直子さん 「皆様が入場されるときに、アイコンタクトをさせていただけたのもうれしかったです」 映像にも、すれ違った際に陛下と会釈を交わす様子が映っていました。 ◇ また、スピーチでは、過去の戦争の歴史を踏まえた上で、戦後友好親善に努めた昭和天皇と上皇さまの思いにも言及された陛下。 「苦難のときを経た後に、私の祖父や父が女王陛下にお招きいただき、天皇としてこの地を訪れた際の想いが、いかばかりであったかと感慨深く思います」
一方、チャールズ国王は… 「日本文化のシンボル的な存在の背景に、英国の物語があると知るのもうれしいことです。この方、ハローキティのお誕生日を、ぜひお祝いしたいと思います!」 両国の緊密な友情をたたえる中で、ユーモアたっぷりにハローキティの誕生日をお祝いし、陛下が笑われる場面もありました。 ◇ このスピーチ中、“国王と陛下の関係性”が伝わったという山崎さん。 宇宙飛行士 山崎直子さん 「時々、お互い顔を見せあっているような感じがありましたので、2人の信頼関係にあふれたスピーチだったのかなと思います」 お互いがお互いを思いやるような、和やかな雰囲気を感じ取れたということです。 両陛下のイギリス訪問の日程も折り返しに。滞在5日目は、日本人若手研究者たちとの交流などが予定されています。