豪雪災害に苦しむ青森 “今季最強寒波”襲来も 連日の除雪で住民「もう疲れました」
■「除雪急いで」9000件の悲鳴
雪の重みの影響でしょうか、突然崩れ落ちてしまった建物もありました。建物は倉庫として使われていましたが、今は原形が分からないほど崩れてしまっています。 “災害級の大雪”に襲われた青森市民からは「除雪作業を急いでほしい」という声が相次いでいます。 地元住民(85) 「きのうそこまでは除雪にいらしたと思います。ですけど、こちらは入っていないので」 女性によると、「自宅周辺の道路は先月30日以降、除雪作業が一度も行われていない」といいます。 地元住民(85) 「こういうふうに穴になっているんですよ。非常に危ないですよね」 行き交う車によって雪が踏み固められ、人にとっても滑りやすい“危険な道路”になっていました。 地元住民(85) 「こんなになってしまったら無理でしょ。市役所とかでブルドーザーで排雪をやっていただけなければ、私たちはどうにもできないです」 青森市によると、こうした除排雪に関する相談が5日までに9000件以上寄せられているといいます。 一方、除雪作業が急ピッチで行われていた住宅街もあります。その様子を自宅の2階から眺めていた男性は次のように話します。 男性 「(Q.除雪がないと大変ですか?)助かりますよ」 2時間以上かけて行われた除雪作業。アスファルトが見えるまで回復しました。 A・Zコーポレーション 高橋光治さん 「(Q.きょうは除雪をどれくらいやっている?)(前日の夜から)朝の8時までやって、仮眠をとってまた午後2時からやっている」 市からの要請もあり、正月返上で除雪作業を行っているという男性は、今回の大雪は特別だといいます。 高橋さん 「この雪だから。災害」 「(Q.除雪して雪の感触は?)重い。油代3倍」 「(Q.一地区やるのも時間がかかる?)普段の4倍くらいかかっている。10キロの(除雪を)普通は2日で終わる。前に進まない」