『アルテタ3.0』は創造性を欠いている? アーセナルの戦い方がフィジカル的に偏りすぎているとの指摘も
戦い方を元に戻すべき?
アーセナルは先日のニューカッスル戦を0-1で落としてしまい、現在はプレミアリーグで5位となっている。まだプレミアリーグ制覇を狙うことは可能だが、現時点では不安の方が大きいだろう。 最近は指揮官ミケル・アルテタの戦い方がジョゼ・モウリーニョのようになってきたなどと表現されることがあるが、徐々にアルテタのチームはフィジカル的な構成になってきた。セットプレイの強さなど成長している部分もあるが、全体的に退屈な戦い方になってきたとの批判もあるのだ。 英『Independent』も、アルテタに対して「戦い方を元に戻すべき」と指摘。昨季までの方が良い戦いが出来ていたと評価している。 もちろん怪我人の問題もあるだろう。攻撃面では司令塔のマルティン・ウーデゴーが早々に離脱してしまい、これが攻撃の組み立てに与える影響は大きい。現状はカイ・ハフェルツ、ブカヨ・サカに攻撃面の多くを依存しており、今季はレアンドロ・トロサールも元気がない。ガブリエウ・マルティネッリの得点数も伸びず、攻撃面には問題があると見るべきか。 中盤ではレアル・ソシエダから大型セントラルMFミケル・メリーノを加えたが、その一方でエミール・スミス・ロウ、ファビオ・ビエイラはチームを離れている。189cmのサイズを誇るメリーノの加入でフィジカル面はさらに強化されたが、創造性の部分は損なわれているかもしれない。 チームを改革していく中で、プランが狂うこともあるだろう。同メディアは現在のアーセナルを『アルテタ3.0』と呼んでいるが、今の方向性は正しいものなのか。
構成/ザ・ワールド編集部