今年の創作四字熟語は「国祭令和」「一心桜体」など10点 応募約2万作品の中から
住友生命が実施、今年で30回目
今年の創作四字熟語は「国祭令和」「一心桜体」など10点 応募約2万作品の中から
住友生命保険(大阪市中央区城見)は17日、今年の世相を4文字で表現する恒例の「創作四字熟語」を発表。 1万9千通を超える応募の中から優秀作品に「一心桜体 (一心同体)」「考齢運転 (高齢運転)」「国祭令和 (国際平和)」など10作品が選ばれた。同日午後には、同区のツイン21アトリウムで、書道パフォーマンスによる発表も行われ、通りすがりのサラリーマンから注目をあび、大きな拍手がおくられていた。 【ノーカット動画】2019年今年の四字熟語を書道パフォーマンスで披露
応募は過去最多の1万9千383作品
この創作四字熟語は、一年の出来事を漢字四文字で振り返り「その年に感じたことを漢字に託す」という概念のもと毎年募集しており、今年で30回目の開催となった。今回は全国から過去最多の1万9千383作品が寄せられ、審査員は歌人の俵万智さんが務めた。
優秀作品10作品、順位付けはしていない
同社によると、応募作品をジャンル別にみると、新天皇即位や改元、台風や高齢ドライバーといった社会ジャンルの応募が8954作品。次いで、ラグビーW 杯や五輪チケット、ノーベル賞など文化・スポーツジャンルの応募が3940作品だった。 その中から優秀10作品が選ばれているものの、これは順位付けはされていないという。
17日午後には、昨年に続き大きな紙の上で音楽に合わせダンスをしながら書道をする「書道パフォーマンス」でも優秀作品を発表。「全国高校書道パフォーマンス選手権大会」の出場常連校、上宮高校書道パフォーマンス部員が大きな筆をとり、優秀作品の中から「国祭令和」を選び、勢いよく書き上げ披露した。
会場は大阪ビジネスパーク内にあり、昼休憩のサラリーマンが足を止め書道パフォーマンスを見つめ、部員が書き上げると「おおーっ」と大きな歓声があがるなど、会場は盛り上がりをみせていた。
今年の四字熟語・優秀作品10作
同社が発表した今年の四字熟語・優秀作品10作と選考理由は次の通り。 ・国祭令和 (国際平和) 新元号「令和」に変わり、国中がお祭りムードに。 ・英語延定 (英語検定) 大学入学共通テストで、英語民間試験の導入延期を決定。 ・茫然城失 (茫然自失) 世界遺産に認定されている首里城が火災で焼失。 ・考齢運転 (高齢運転) 相次ぐ高齢者ドライバーの事故。年齢相応の決断を。 ・変幻税率 (軽減税率) 同じ食料品でも、持ち帰りと店内飲食では税率が変わる。 ・深夜閉業 (深夜営業) コンビニの24時間営業を見直す機運が広がった。 ・右英左英 (右往左往) どう転ぶか分からないEU離脱問題に揺れるイギリス。 ・電池創造(天地創造) リチウムイオン電池開発で吉野彰氏がノーベル賞受賞。 ・一心桜体 (一心同体) ラグビーW杯・日本代表ベスト8 ・ONE TEAM。 ・一機一風 (一喜一憂) 1人1台小型扇風機を持ち歩いていることが多かった。