友道康夫厩舎の「プラス条件・マイナス条件」 戸崎圭太騎手とのコンビで複勝率50%超
日本ダービー4勝目となるか?
今週末5月26日(日)は、東京競馬場でGⅠ日本ダービーが開催される。全てのホースマンの夢とされる世代最強馬決定戦。無敗の皐月賞馬ジャスティンミラノ、名手を背にウオッカ以来の牝馬によるダービー制覇を狙うレガレイラ、無敗のままスプリングSを制し、国枝栄厩舎悲願の初制覇に挑むシックスペンスなど、今年も好メンバーが揃った。 【日本ダービー2024 推奨馬】勝率75%&単勝回収率252%の強烈データに該当! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 今回、無敗の二冠に挑むジャスティンミラノを管理するのが友道康夫調教師。マカヒキ、ワグネリアン、ドウデュースで日本ダービー3勝を挙げている名伯楽だ。4勝目が期待されている友道厩舎の「プラス条件、マイナス条件」について調査する(参照するデータは2019年5月25日~2024年5月19日)。
戸崎騎手とは好相性
この章では友道厩舎のプラス条件について検討する。 <友道厩舎のプラス条件> 美浦所属騎手【29-28-19-158】勝率12.4%/連対率24.4%/複勝率32.5%/単回収率124% 新馬戦【32-23-14-47】勝率27.6%/連対率47.4%/複勝率59.5%/単回収率123% 芝重賞×牝馬限定【5-5-5-34】勝率10.2%/連対率20.4%/複勝率30.6%/単回収率153% 芝重賞×距離短縮【11-9-11-63】勝率11.7%/連対率21.3%/複勝率33.0%/単回収率133% まずは騎手について。栗東所属騎手は【179-132-115-661】勝率16.5%、単回収率67%。対して、美浦所属騎手は【29-28-19-158】勝率12.4%、単回収率124%となっている。勝率は若干下がるが、その分妙味がグンと上がる。特に注目なのが戸崎圭太騎手と石川裕紀人騎手。戸崎騎手は【4-7-3-13】で複勝率51.9%、複回収率132%、石川騎手は【3-4-2-10】で複勝率47.4%、複回収率145%とどちらもプラス域だ。日本ダービーで戸崎騎手騎乗予定のジャスティンミラノも連系馬券では外せない。 新馬戦では【32-23-14-47】で勝率27.6%、単回収率123%。複勝率は驚異の59.5%。新馬戦から頼りにしたい厩舎だ。新馬戦×川田将雅騎手では【6-3-0-5】で単回収率112%、複回収率98%と安定した成績。また、サンプル数は少ないが新馬戦×ダートでは【2-1-1-4】で単回収率382%、複回収率128%となかなかの数字だ。管理馬の多くが芝デビューの友道調教師がダートデビューを選んだということは、それほど適性が抜けている可能性がある。 芝重賞での狙い目は、牝馬限定戦や前走からの距離短縮ローテ。牝馬限定重賞では【5-5-5-34】で単回収率153%、複回収率103%と妙味あり。距離に注目すると、1600m以下【2-1-1-16】で勝率10.0%、単回収率78%、複回収率69%。対して1700m以上は【3-4-4-18】で勝率10.3%、単回収率205%、複回収率126%と勝率こそほぼ変わらないが妙味に大きな差が出ている。距離が長い重賞で狙っていきたい。 また、芝重賞×前走からの距離短縮ローテでは【11-9-11-63】で勝率11.7%、単回収率133%、複回収率104%とこちらも優秀。ローカル開催に限ると【4-5-3-13】で勝率16.0%、単回収率239%、複回収率181%で勝率、妙味ともにアップする。