ケネディ氏、TV宣伝が物議 JFKそっくりと批判、本人謝罪
【ワシントン共同】11月の米大統領選に第3の候補として出馬した弁護士ロバート・ケネディ・ジュニア氏(70)を支える団体が11日にテレビ放映した選挙宣伝が、伯父ジョン・F・ケネディ元大統領の宣伝にそっくりだとして物議を醸している。一族から批判されて本人は謝罪したが、新型コロナウイルスを巡り根拠のない陰謀論を唱えるケネディ氏に一族は眉をひそめている。 宣伝は、全米の注目を集めるプロフットボールNFL王者決定戦スーパーボウルの中継の合間に放映された。1960年大統領選での元大統領の宣伝と同じ音楽を使い「ケネディ」と連呼する内容で、構図も似ていた。ケネディ氏は、制作に関わっておらず、親族の気分を害したのなら「申し訳ない」と謝罪した。 米メディアによると、ケネディ氏を支える特別政治活動委員会(スーパーPAC)は700万ドル(約10億5千万円)を投じて宣伝を作成。陣営は「1億人以上の人が無党派で出馬するケネディ氏のことを見てくれてうれしい」と歓迎した。