トイレの便座の「保温機能」はつけっぱなしだといくらかかる?こまめに消すことで節約になる?
いつでも快適にトイレを使用できるようにと、便座の保温機能をつけっぱなしにしている家庭も多いでしょう。 普段あまり考えたことがないかもしれませんが、便座の保温機能がオンになっている間も電気代がかかっています。保温機能をつけっぱなしにした場合に、どれくらいの電気代がかかるのかを確認してみましょう。 本記事では、便座の保温機能を1週間つけっぱなしにした場合の電気代と、電気代の節約方法についてご紹介します。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
トイレの便座の保温機能をつけっぱなしにした場合の1週間の電気代は?
便座の電気代は「消費電力(キロワット)×時間(アワー)×電気料金単価(円/キロワットアワー)」で計算します。 消費電力量は商品によって異なるため、取扱説明書などで確認しておきましょう。電気料金単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から、1キロワットアワーあたり税込み31円として計算しています。 例えば、一般的な機種の暖房便座安定時には50W使用されるようですので、1日の保温機能未使用時を22時間とすると、1日の節約できる電気代は「0.05キロワット×22時間×31円/キロワットアワー=約34円」となります。 1週間に換算すると約239円、1ヶ月分では約1023円、寒い期間を4ヶ月とすると、約4092円の節約になります。 ただし、起動時には700Wほども使用するため、家族が多くて、使用回数が多いと、節約効果はそれほど望めないかもしれません。
便座の電気代を節約するためにできることは?
トイレを使用していない間も、便座の保温のために電気代がかかっていると思うと「もったいない」と感じる方も多いでしょう。 しかし、便座が温まるまではある程度の時間が必要ですので、毎回電源を切って使用したのでは、機能のメリットをうまく生かせない可能性が高いでしょう。そこで、便座の電気代を節約するための方法を試してみましょう。 まず、できるだけ便座の熱が逃げないように、未使用時はフタを閉めるように心がけることが大切です。長時間フタを開けたままにしておくと便座が冷えて、再度温まるまでに余分な電力を必要としてしまいます。 また、消費電力を少なくするために、便座の温度は低めに設定しておきましょう。トイレが古い場合は、最新のものに取り換えることで、節約効果が期待できます。 便座の設定温度を自動で調節したり、タイマー機能がついていたりなど、省エネ性能に優れた暖房便座も登場しています。交換費用はかかりますが、長い目で見ると、節約につながる可能性があります。