北の“ゴミ風船”分析結果、韓国側が発表 「寄生虫」など6種の中身とは? “金正日氏たたえる文書”も…理由は
そして6つ目は、“金正日氏をたたえる文書”です。 金正恩氏の父、金正日氏。かつての最高指導者の教えを記した文書の表紙が、“ゴミ風船”に入っていたといいます。 2枚に分かれた表紙をつなぎ合わせると…「偉大なる金正日大元帥様教示」となります。 ただ、北朝鮮では、最高指導者の文書を毀損する行為は、最大で“死刑”となる可能性もある重罪だといいます。
ではなぜ、2つに分かれた状態で、あろうことか“ゴミ風船”の中に入っていたのでしょうか。 韓国メディアは、韓国統一省関係者の話として、こう伝えています。 (韓国メディアによる) 「汚物散布に(北朝鮮の)一般住民達も動員されていたが、北朝鮮住民たちの汚物散布に対する(北朝鮮の指導部への)反感および不満が反映されたものとみられる」
終わりの見えない、風船の飛ばしあい──。 韓国の脱北者団体は、4日前にも、北朝鮮の体制を批判する大量のビラなどを再び飛ばしています。 これに対し、金総書記の妹・与正氏は… (金与正氏の談話) 「『するな』と言ったことを、またやったので、やらなくてもいい仕事が生じることは当然だ」
韓国国防省は、24日から、北朝鮮側からの風が吹くことが予想されていることから、北朝鮮軍の状況を注視しているということです。