シンクロ五輪銅メダリスト、初アーチ後の大谷のコメントを絶賛 「ジュニアアスリートにとって本当に大きい」
シンクロのソウル五輪銅メダリストでメンタルトレーナーの田中ウルヴェ京氏が5日、コ メンテーターを務めるTBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜、後1・55)に出演。日本時間4日に今季初本塁打を放ったドジャース・大谷翔平選手の試合後の発言を絶賛した。 【動画】待ちに待った1号の瞬間 総立ちのスタジアムが大興奮 最後はフリーマンとタッチ 大谷は試合後、「早く打ちたいという気持ちが、どんどん良い打席内容からかけ離れていくという状態だった」「メンタルを言い訳にしたくないので、そこを含めて技術だと思っている」などと語っていた。 メンタルの専門家である田中氏は、大谷の発言を「『メンタルは技術だ』って言ってくださったことは、トップアスリートがそれを言ってくれるのがすごく大きいです」と絶賛。スポーツにおけるメンタル面を「技術なんです」と明言し、「メンタルには大きく二つあって、信念とか価値観とか性格とかも含まれる、人間で変わらないもの、もう一つは、集中の仕方とか、考え方をコントロールするとか」と分析した上で「『焦った』ってことをちゃんと自分で認識して、焦らないように行動するとか、そういうのって『スキル』なんですよね」と語った。 さらに「アメリカだとよく『サイコロジカルスキル』、心理的スキルっていう意味なんですけど、おそらく大谷さんはそのことを意味したんだと思う」と推察。「さすがトップアスリートだと思うのは、ちゃんと『打ちたいと思ってたんだ』って本当に自分の気持ちを出し、だからといって、いろんな記事を拝見すると、『自分であることが大事だ』とか、『当たり前のことをやるだけでいいんだ』とか、落ち着くための言葉もおっしゃっていた。ちゃんとした本当の気持ちを出し、じゃあどうするかっていう行動も出してくれると、ジュニアのアスリートたちは『ああ、焦っていいんだ。不安になってもいいんだ。スキルさえ身につけば、どんな人もメンタル強くなれるんだ』と思えるので、トップがこういう風に自分のスキルをちゃんと言ってくれることは本当に大きいことですね」と手放しで褒めたたえた。