名古屋グランパス、ソウルから復帰の重広卓也が合流 「フィジカル、タフに」最短で7・14柏戦から出場
名古屋グランパスは27日、韓国1部のソウルに期限付き移籍していたMF重広卓也(29)が復帰すると発表した。同日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターでの練習に合流し、成長した姿を見せると意気込んだ。最短で7月14日の柏戦(豊田ス)から出場できる。 移籍期間はわずか4カ月ほどだったが、表情が少し引き締まって帰ってきた。重広は今年3月に移籍し、韓国ソウルではボランチでプレー。食の違いに加え「筋トレが週に2回あったり、午前筋トレ、午後フィジカルトレーニングの日もあったりしたので、そういうところも含めてタフになった」ことで、体重は4キロ減。プレー文化は、プレスのかけ方が日本よりもゆったりとしていた一方「フィジカル、タフさは、やっぱり日本人にない」と鍛えられた。 昨季までのグランパスでは、アタッカーが主戦場。MF森島のボランチ起用が戦術に加わったことで、パスの受け手が求められており、輝くチャンスがある。 「昨日(26日の浦和戦)も見たが、ちょっとノッキングしているというか、すごくモリシ(森島)が頑張っている。もっと一人一人の良さを、みんなが引き出し合えるようになれば、絶対強いチームになる」と潤滑剤の役割を担うつもりだ。 帰国してすぐ、空港でウナギのひつまぶしを食べ、名古屋成分はチャージ済み。「まだ2年ぐらいだけど、すごく居心地のいい」というグランパスで、たくましさを見せ、チームを波に乗せる。
中日スポーツ