ドラクエIIIで“転職”を学んだ世代は必読 初期パーティ―に「戦士」や「武闘家」ではなく「遊び人」を選ぶべき理由
メリットの嵐
コレはドラクエIIIをやったことがない人には何がなにやら分からんかもしれないが、とんでもないメリットの嵐である。 そして、初期の「遊び人」を使う苦労がここで報われるのである。リムルダールではぐれメタルを狩るにあたっては、バンバン敵を呼ぶ必要がある。その際、ドラクエV以降はあったモンスターを呼び寄せる「においぶくろ」はドラクエIIIにはない。 モンスターを呼ぶには「銀の竪琴」はあるが、コレを使うと冗長になるのだ! とにかく「タンタラターンノタンターンターン」という音が長すぎる! 遊び人が獲得する特技である「くちぶえ」は「ヒューッ」で終了。多分1.5秒ぐらいは短い。コレがいいのである。 というわけで、ドラクエIIIをめぐるウザい敵、ウザい洞窟・塔、そして「最強パーティー考察」をお届けしました。異論はバンバン言ってくださいね~。 第1回【「じんめんちょうがウザい」「あばれザルに絶望」…リメイク版「ドラクエIII」発売決定で蘇る「憎らしいほど強かったモンスター」の記憶】では、生粋のドラクエファンであるネットニュース編集者・中川淳一郎氏が、ドラクエIIIに登場する憎たらしいモンスターについて回想する。 中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう) 1973(昭和48)年東京都生まれ、佐賀県唐津市在住のネットニュース編集者。博報堂で企業のPR業務に携わり、2001年に退社。雑誌のライター、「TVブロス」編集者等を経て現在に至る。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』『ネットのバカ』『ウェブでメシを食うということ』『よくも言ってくれたよな』。最新刊は『過剰反応な人たち』(新潮新書)。 デイリー新潮編集部
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