【インパクト】西巣鴨にある「大正大学」が、いま《ホトケ辞典》を出版したワケ
108項目、日常生活で使われている言葉
東京都豊島区西巣鴨にある大正大学が2024年6月、新刊書籍「ホトケ・ディクショナリー(HOTOKE dictionary)」(大正大学出版会)を刊行しました。 【ホトケ辞典】ちょっとだけ“本の中身”を見る(画像5枚) 同学によると、現代生活の中で使われている言葉には、仏教経典を語源として生まれたものも多数。表現学部長でクリエイティブディレクターの榎本了壱教授が、それらの語句から108項目をセレクトしてエッセー風に紹介。林田康順教授をはじめとする仏教学部の教員が出典などの解説を加えたものが同書だといいます。 2026年に創立100周年の迎えるのに向けた出版。 「仏教の思想は、長い年月をへて日本人の生活の中に溶け込んできました。そのため現在では、仏教由来と気づかずに使っている言葉も多数あります。そのことに気づき、親しみを持って言葉に触れてほしい」(同学)とのこと。 108項目は、「あみだくじ」「安心する」などよく使うけど仏教的な由来を知らない単語が多数。文庫判、192ページ、税込み1100円。
LASISA編集部