売り上げ度外視、破格のデカ盛り 母から継いだこだわりの1.3kg 東京・上板橋の弁当屋
■物価高騰でも…デカ盛り
そんなコメを60キロ以上使う日もあるという人気店が、最近頭を悩ませているのがコメや原材料費の価格高騰です。 博信さん 「仕入れ値が2倍です。これ結構、おコメ使う店は死活問題です。もともと食材も高くなって油も高くなったので、おコメだけは何とかやってたんですけど、そのコメが高くなっちゃったから」 年内はなんとか今の価格で続ける予定ですが、来年以降は値上げも検討せざるを得ないと話します。 博信さん 「人件費も上がるし、水道光熱費も上がるし、その中で値段だけは上げないでいこうと思ったらちょっと無理だと思うので」 コメの価格高騰には見舞われましたが、幸いコメが手に入らないという事態は避けることができました。 博信さん 「親の世代からコメ屋さんと付き合いが続いてたんで、うちだけにはって言ってちゃんと用意してくれた」 うえのや 川島信行さん(76) 「大事な大得意さんなので」 博信さん 「利益なしでやっていると思います。値上がりした分は」 信行さん 「生活ができれば。もう長い付き合いなのでね」 客だけでなく、取引先からも大切にされている弁当店。個人店ならではの柔軟さも魅力の1つです。 父 前原有辰さん(37) 「子どもが小さいので、食べられないものとかもあるんですけど、そういったものにも少し配慮いただける」 テレワークの休憩中に買いに来たという前原さん親子。 有辰さん 「(息子も)外に出るのを渋ってたんですけど、『まごころさんに行こう』って言ったら喜んで出てきた」 家族全員が店の大ファンです。 母 前原沙弥香さん(36) 「ほんと冷めてもおいしいので、夜に食べてもおいしいんですよ。(献立に)行き詰まった時には、まごころさんを頼りにさせてもらってます」 喜ぶ客の笑顔を想像し、仕事に精を出す博信さん。今後については? 博信さん 「燃え尽きるまでやりたい。灰になるまで自分が納得できるまでやり続けたい。足が悪いとかそういうのは理由にならないです。生きがいだから」 (「グッド!モーニング」2024年9月21日放送分より)
テレビ朝日