兄が自身への恐喝や監禁で3年の懲役刑…ポグバ「ようやく辛い時期に終止符が打てる」
ポール・ポグバの実兄であるマティアス・ポグバは、弟に対する恐喝容疑で実刑判決を受けた。 事件が起きたのは2022年3月。マティアスや幼なじみ6名はポールに対し、フランス代表のチームメイトであったFWキリアン・エンバペに呪いをかけるためマラブー(呪術師)に金を払ったことを公にすると脅迫し、銃を突きつきながら1100万ポンド(約22億円)を要求した模様。マティアスら6名は、恐喝未遂や不法監禁などの罪に問われていた。 そして19日、パリ刑事裁判所は6名の被告全員に懲役刑を言い渡している。マティアスは3年間の懲役刑、そのうち2年間は執行猶予付きであり、残り1年間は自宅軟禁となる。さらに罰金2万ユーロ(約262万円)も科された。また、主犯格の人物は禁錮8年が求刑されている。なお弁護側は、判決を不服として上訴を検討しているとも伝えられた。 一方、ポールは裁判への出席を望まず。出廷しなかったものの、賠償金として20万ポンド(約3900万円)以上が支払われるという。『AFP』の取材に対し、「ようやくこの非常に辛い時期に終止符を打てる。この結末は誰もが未来に目を向ける良い機会だ。判決が下され、プロフットボールへの復帰に完全に集中できる」との声明を発表している。