装着率はまだ50%? 万が一の事故や煽り運転に備えてドライブレコーダーは必須!カロッツェリアの新型ドラレコは証拠能力の高い高画質で安心
パイオニアは2024年10月10日、カロッツェリアブランドの2024年の新製品を一気に発表。ドライブレコーダーは3機種を11月から12月かけて発売する予定だ。幅広いニーズに応える新製品を展開 高速道路での痛ましい事故が大きく報道されて以降、煽り運転のような交通トラブルや交通事故時の証拠としてドライブレコーダーは急速に普及した。とはいえまだその普及率は50%程度(パイオニア調べ)と高いとは言いにくい。 今後、さらに普及していくのは確実だが、機能や価格、サイズにデザイン、新規導入が買い替えか……といったドライブレコーダーのニーズは多様化している。 パイオニアはそんなユーザーのニーズに応え「安心・安全の高画質を多くのユーザーに届ける」べく、カロッツェリアブランドの2カメラドライブレコーダーを発表。高精細4K録画対応の最上位モデルをはじめ、夜間でも鮮明に撮影できる「ウルトラナイトサイト」対応モデル、小型ですっきりと取付可能なフルHD高画質録画モデルの3機種を11月から12月にかけて発売する。 画質とサイズが異なる3モデル……ラインナップと実勢価格は? 事故やトラブルの際の証拠映像は細部まで読み取れることが極めて重要。録画はされていてもナンバープレートが読み取れないなんてことになると証拠として見てもらえない。そのため、ドライブレコーダーのカメラは高画質であることにこしたことはない。 今回発表されたモデルはいずれも高画質が売りの2カメラモデル。最上位モデル「VREC-DZ810D」は4K録画に対応。中間モデルの「VREC-DZ410D」はフルHD。この2モデルは夜間でも高画質映像を記録できる「ウルトラナイトサイト」にも対応する。一方で「VREC-DZ210D」もフルHDの高画質を備えつつ、上位2モデルに比べて圧倒的にコンパクトなボディを実現している。 ■VREC-DZ810D トップモデルはフロントカメラを一般的なフルHD(約200万画素)の約4倍(約820万画素)の高解像度4K録画に対応とし、細部まで鮮明に記録する"高精細録画"が可能になっている。ナンバープレートや看板の文字、周辺の状況に至るまで、高画質で鮮明な映像記録を残すことができる。 さらにフロントカメラは、高感度・高画質を実現するSONY製CMOSセンサー 「STARVIS」とパイオニア独自の画像認識・処理の知見を活かした「AI-ISP(Image Signal Processor)」を組み合わせた「ウルトラナイトサイト」に対応。独自の機械学習アルゴリズムで運転シーンやノイズ特性に合わせた画像チューニングを行い、夜間の走行や暗闇の駐車場でもコントラスト豊かなメリハリのある映像を記録する。 また、リヤカメラも高感度録画「ナイトサイト」に対応。トンネルや夜間の走行時でも、前後のカメラで鮮明な映像を記録できる。加えて、フロントカメラとリヤカメラそれぞれに露出補正機能を装備しており、個別に明るさを9段階に調整可能で、リヤガラスがスモークガラスの場合でもしっかりとした映像を録画できる。 録画した映像や操作画面を確認しやすい本体には大画面3.0インチ液晶モニターを搭載。画面のインフォメーション表示部分を透過表現にすることで、視認性も向上させている。また、操作ボタンを本体下部に配置しているため、ミラー裏に取り付けた場合でも操作しやすいのもポイントだ。 もちろん24時間365日駐車監視機能などの画質以外の機能も充実しており、トップモデルに相応しい性能を備えている。 ■VREC-DZ410D 録画画質こそ4Kではなく前後カメラとも200万画素のフルHDとなるが、夜間での高画質録画が可能な「ウルトラナイトサイト」は対応。リヤカメラの仕様も同様だ。24時間365日駐車監視機能も備える。液晶は3.0インチを採用し、本体サイズなどは「VREC-DZ810D」と同じ。 ■VREC-DZ210D 「ウルトラナイトサイト」には非対応だが、前後とも200万画素のフルHDカメラ搭載しつつよりコンパクトなボディを実現。最大12時間の駐車監視機能を備え、必要十分以上のスペックを備えている。液晶画面は2.0インチとなるが、インフォメーションやスイッチ類はサイズこそ小さいが操作性は良好だ。 データの断片化を軽減する「SDメモリーカードフォーマットフリー機能」や、書き込みに問題が発生しそうな時に知らせる「SDカードフォーマット警告機能」など、もしもの時の撮り逃しを防ぐ安心機能を搭載。いずれのモデルも高耐久microSDカード(32 GB)を同梱する。 これらの3モデルにより、とにかく画質にこだわるもよし。画質を確保しつつコンパクトさを求めるもよし、好みやニーズに合わせた選択ができるようになっている。 コンパクトボディに配線スッキリでスタイリッシュかつ視界良好 ドライブレコーダーの本体(とフロントカメラ)はフロントウインドウ中央上部に装着するのが一般的。しかし、その位置はルームミラーや先進安全装備のカメラ、場合によってはETC送受信器も配置される激戦区。 さらに燃費やスタイルのためにフロントウインドウの傾斜が大きいクルマでは、ウインドウの上下幅が少ないこともあってドライブレコーダーの装着場所は限られてしまう。 さらに、フロントに設置する本体はフロントカメラと一体型なのが普通。しかし、カメラの角度を適正にするために可動式のステーを介してフロントウインドウに装着すると張り出しも大きく、場合によってはドライバーの視界を妨げてしまうこともある。 そこで「VREC-DZ810D」「VREC-DZ410D」「VREC-DZ210D」はステーを介さず本体を直接ウインドウに貼り付ける形にして、装着時の張り出しを抑えてドライバーの視界を妨げないようにしている。カメラの角度は本体を動かすのではなく、カメラ部分のみが動くようになっている。 あわせて、電源ケーブルとリヤカメラ用ケーブルにL型端子を採用することで、配線の露出を抑えてスッキリとした設置が可能になっており、マッドブラックのシンプルでスタイリッシュな本体デザインと合わせてインテリアに自然に溶け込んでくれる。
MotorFan編集部