10戸に2戸が無人、「空き家率」ランキング全国首位 ゴーストタウン化する和歌山の苦悩
■行政は各部署が連携を
行政の空き家対策について近畿大の寺川政司准教授(都市・地域計画)は「担当部署による個別対応も重要だが、まちづくりや防災、福祉、財政、税務などの部署と連携して総合的な観点から活用方法を模索すべきで、空き家になる前から取り組むいわば『住まいの終活』が必要」と指摘。「何に活用するかはケース・バイ・ケースだが、空き家が多い地域であれば、そのエリアの価値を高める地域資源としての活用方法を検討すべきだろう」と話している。(張英壽)