いすみの6事業者が合同プレス発表会 食や体験、アイデア商品も
「リバーサル商品&新商品合同プレス発表会」が12月8日、いすみ市商工会大原本所(いすみ市大原)で開催された。主催はいすみ市商工会。(外房経済新聞) 【写真】自身の苦い経験から商品化した盗難防止器具の説明をする「いまぜき看板」の今関茂行さん 同発表会には市内の6事業者が参加。コロナ禍や地域の業界や諸事情で埋もれてしまった既存商品・サービスを改めて見直し、商品力、ターゲット、売り方の3つの視点から改良・改善した「リバーサル商品」を中心とした新商品の発表をした。 同商工会の経営指導員は「発表会を開催するに当たり、地域の事業者へヒアリングを進めた。打ち合わせを重ねる中で一緒に考えながら商品の魅力は何か、どのようなアピールができるかなどを考え準備を進めてきた」と振り返る。 当日は、事業者それぞれが商品と共に発表を行った。高秀牧場は今まで開催してきた酪農体験を、より充実した内容に変えた「命を学ぶ酪農体験」、ソルヴェテリアプライアは、九十九里の海洋水から作った天然塩と高秀牧場の搾りたてミルクを使った新商品「九十九里の塩ミルク」を紹介した。傘屋商店は、閉店した食堂の定番メニュー「ばくだんコロッケ」の単品を1月17日に販売開始。ぼうまた水産は「港の朝市」で人気の「ぷりぷりいかの姿焼き」、割烹かねなかは、大原漁港で近年水揚げ量が増えているトラフグを使った新しいメニューを提供。いまぜき看板は、自身の盗難被害の経験から盗難防止器具を開発し、2月22日に受注販売を始める。 担当者は「このような発表会は2回目になるが、発表の内容や試食の提供など前回に比べより充実した内容になったのでは。事業者にとっても自身の事業について改めて考えるきっかけになっていると感じる。この発表会をきっかけに多くの人に商品を知ってもらえたら」と話す。
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