北海道・花咲港サンマ水揚げ、前年比2倍ペース 10月末で1万7941トン 6年ぶり水準
【根室】全国さんま棒受網漁業協同組合(全さんま、東京)は6日、国内最大のサンマ水揚げ拠点、根室市花咲港の今季水揚げ量(10月末現在)が前年同期比2.1倍の1万7941トンと、既に昨年全体を約5千トン上回ったと発表した。2018年以来6年ぶりの多さで、全国の水揚げ量も90%増の2万9344トンとなっている。秋の味覚としての需要は根強く、産地市場の卸売価格は前年並みを保っている。 【動画】秋の旬 根室のサンマつかみ取り 札幌の回転ずし店頭で 花咲港は14年連続でサンマ水揚げ日本一で、今季の全国の6割、北海道の9割弱を占めている。漁は8月10日に解禁され、道内では他に厚岸漁港が2.4倍の2571トン、釧路港が3.2倍の213トンとなっている。 価格面では、花咲港は10キロ当たり単価は4%減の4831円で、水揚げ額は2倍の86億6700万円となっている。全国の水揚げ額は88%増の142億6900万円。